专利摘要:
本発明は吸収式ヒートポンプシステムに関し、熱交換器(110)が設けられている発生器(11)と、駆動熱源が通されている蒸発器(13)と、熱交換器(140)が設けられている吸収器(14)と、吸収剤結晶器(141)とを備え、吸収剤結晶器(141)の吸収溶液入口は吸収器(14)の吸収溶液出口に連結され、該吸収剤結晶器の結晶後吸収溶液の出口は発生器(11)の吸収溶液入口に連結され、該吸収剤結晶器の結晶送出口は吸収器(14)の吸収溶液入口に連結され、前記発生器(11)の熱交換器(110)および吸収器(14)の熱交換器(140)は相互に連結されて循環回路を形成し、吸収器内(14)に生成される吸収熱を発生器内(11)に供給することに利用される。暖房方法および前記ヒートポンプか関連する。
公开号:JP2011510251A
申请号:JP2010542501
申请日:2009-01-19
公开日:2011-03-31
发明作者:蘇慶泉
申请人:北京聯力源科技有限公司;
IPC主号:F25B27-02
专利说明:

[0001] 本発明は熱エネルギープロセス領域の吸収式ヒートポンプ循環技術に関し、特に一部だけの外部駆動熱源の状態で吸収式暖房を行うことで、高品位の熱量を外側に出力することを実現する吸収式ヒートポンプ循環システムおよび暖房方法に関し、化工、食品工業、汚染水処理、海水淡水化などの領域の蒸留分流、蒸発濃縮、材料乾燥および吸着剤再生などプロセスの低温余熱の利用、省エネーおよび排出減少に幅広く応用される。]
背景技術

[0002] 図1に示すように、従来の吸収式ヒートポンプ循環システムにおいて、吸収溶液は、所定の条件で低沸点成分の蒸気を析出することが可能で、他の条件で低沸点成分を強烈に吸収できる特徴を利用してヒートポンプ循環を完成させる。従来の吸収式ヒートポンプ循環システムは2つ成分の吸収溶液を利用し、普段、低沸点成分を作業物質と呼び、高沸点成分を吸収材と呼び、両者は作業物質対を構成し、通常的に水ー臭化リチウム作業物質対を利用する。従来の吸収式ヒートポンプ循環システムは、主に熱交換器110を内蔵した発生器11、熱交換器120を内蔵した凝縮器12、熱交換器130を内蔵した蒸発器13、熱交換器140を内蔵した吸収器14を備え、補助デバイスとなる吸収溶液自動熱交換器150、吸収溶液ポンプおよび絞り装置(図に示せず)等を更に備える。発生器11および凝縮器12は蒸気通路19を通じて連結され、蒸発器13および吸収器14は蒸気通路18を通じて連結される。吸収溶液は吸収溶液管路16および15を通じて発生器11および吸収器14の間で循環する。] 図1
[0003] 従来の吸収式ヒートポンプ循環の作業プロセスは、駆動熱源(例えば水蒸気、熱水および燃焼気体など)を利用して発生器11の中で、吸収器14から搬送される所定濃度を有する臭化リチウム溶液を加熱し、かつ臭化リチウム内の水を蒸発させ、形成された高濃度の臭化リチウム溶液が吸収器14内に循環されるステップ(1)と、水蒸気は蒸気通路19を通じて凝縮器12内に供給され、熱交換器120内の冷却作業物質により凝縮水に凝縮されるステップ(2)と、前記凝縮水が凝縮水管路17を通じて蒸発器内13に供給され、熱交換器130内に同一または他の駆動熱源を通させることで、凝縮器からの凝縮水を水蒸気に変換するステップ(3)と、前記水蒸気は蒸気通路18を通じて前記発生器14内に供給され、発生器11からの吸収溶液により吸収されて吸収熱を生成すると同時に、吸収溶液の濃度が低減され、低濃度の吸収溶液は発生器11内に循環され、前記吸収熱が熱交換器140内の作業物質(通常的に水である)の加熱に用いられ、その作業物質の温度が高くなり、前記駆動熱源より更に高い品位の熱エネルギーを外側に出力(作業物質が水のときに、水蒸気形式で出力する)するステップ(4)とを備え、これにより、本吸収式ヒートポンプ循環システムが外側に高品位の熱エネルギーを出力する目的に達する。前記吸収溶液は循環過程において、吸収器14からの吸収溶液および発生器11からの吸収溶液が吸収溶液自動熱交換器150内で熱交換を行うことである。]
[0004] 前記従来の吸収式ヒートポンプ循環システムは、凝縮水を蒸発するために蒸発器の熱交換器130内に外部駆動熱源を設置する以外に、発生器11内で吸収溶液に対して濃縮を実現するために、熱交換器110に同一または他の外部駆動熱源を必ず設置して吸収溶液を加熱することで、高濃度の吸収溶液を得ることができる。即ち、従来の吸収式ヒートポンプ循環システムは、発生器および蒸発器に外部からの2つ駆動熱源を必ず同時に設置しなければならない。これは、該ヒートポンプ循環の暖房係数の向上を制限する一方、高品位の熱源および水資源が不足である区域で、該ヒートポンプ循環システムの応用を制限する。]
発明が解決しようとする課題

[0005] 本発明の主な目的は、従来の吸収式ヒートポンプ循環システムおよび暖房方法で存在する問題を解決することで、駆動熱源の自動供給型の吸収式ヒートポンプ循環システムおよび暖房方法を提供する。解決しようとする技術手段は、1つだけの外部駆動熱源を有する状態で吸収式暖房を行うようにし、外部に高品位の熱量を出力することを実現し、これにより、暖房係数のエネルギー効率を著しく向上することができ、更に実用に適切され、産業上の利用価値を有する。]
課題を解決するための手段

[0006] 本発明の目的および解決しようとする技術手段は下記の技術方案により実現される。本発明が提供する吸収式ヒートポンプ循環システムは、内部には熱交換器が設けられ、吸収溶液の濃縮に用い、かつ外部に蒸気を送出する発生器と、内部には熱交換器が設けられ、該熱交換器内に駆動熱源が通される蒸発器と、内部には熱交換器が設けられている吸収器と、吸収器および/または発生器からの吸収溶液を受取って冷却を行い、吸収器に搬送される吸収剤結晶および発生器に搬送される結晶後吸収溶液を形成する吸収剤結晶器とを備え、前記発生器の熱交換器および吸収器の熱交換器が連結して熱循環回路を形成し、吸収器から生成される吸収熱を発生器に送ることに使用される。
本発明の目的および解決しようとする技術手段は以下の技術方案を利用して更に実施される。]
[0007] 好ましくは、前記吸収式ヒートポンプ循環システムは、前記発生器からの吸収溶液および/または吸収器からの吸収溶液、結晶後吸収溶液および/または吸収剤結晶または吸収剤結晶含有吸収溶液の熱交換に用いる吸収溶液自動熱交換器を更に含む。]
[0008] 好ましくは、前記吸収式ヒートポンプ循環システムは、吸収器からの吸収溶液および吸収剤結晶器からの結晶後吸収溶液の熱交換に用いる吸収溶液自動熱交換器を更に含む。]
[0009] 好ましくは、前記吸収式ヒートポンプ循環システムは、吸収器からの吸収溶液および吸収剤結晶器からの吸収剤結晶または吸収剤結晶含有吸収溶液の熱交換に用いる吸収溶液自動熱交換器を更に含む。]
[0010] 好ましくは、前記吸収式ヒートポンプ循環システムは、吸収器からの吸収溶液と吸収剤結晶器からの結晶後吸収溶液および吸収剤結晶または吸収剤結晶含有吸収溶液の熱交換に用いる吸収溶液自動熱交換器を更に備える。]
[0011] 好ましくは、前記吸収式ヒートポンプ循環システムにおいて、発生器からの吸収溶液および吸収器からの吸収溶液は混合された後に、吸収溶液自動熱交換器に供給され、吸収剤結晶器からの結晶後吸収溶液および吸収剤結晶または吸収剤結晶含有吸収溶液と熱交換を行う。]
[0012] 好ましくは、前記前記吸収式ヒートポンプ循環システムにおいて、熱循環回路上には熱発散損失などによる発生器熱量の不足部分の補助に用いる外部熱源加熱装置が設けられている。
好ましくは、前記吸収式ヒートポンプ循環システムは蒸発器に水を供給する水源を更に含む。]
[0013] 好ましくは、前記吸収式ヒートポンプ循環システムは吸収剤結晶−蒸発器、圧縮機、吸収溶液熱交換−凝縮器、絞り弁および圧縮式冷房作業物質管路から構成され、かつ前記吸収剤結晶に冷却量を供給する圧縮式冷房サブシステムを更に含む。
本発明の目的およびその解決しようとする技術手段は以下の技術方案を用いて実現される。本発明が提供する吸収式冷房方法は、
発生器の中で吸収溶液を濃縮すると同時に蒸気を生成して該蒸気を外部に送出し、濃縮された吸収溶液が吸収器内に搬送されるステップ(1)と、
駆動熱源を利用して蒸発器内で吸収溶液を加熱し、かつ生成された蒸気を吸収器内に導入するステップ(2)と、
吸収器の中で、吸収溶液は蒸発器からの蒸気を吸収し吸収熱を生成すると同時に、吸収溶液の濃度が低減されて吸収剤結晶器内に搬送されるステップ(3)と、]
[0014] 吸収剤結晶器の中で吸収溶液の結晶の冷却および固液分離を行うことで、吸収剤結晶および結晶後吸収溶液を形成し、該結晶後吸収溶液が発生器内に搬送され、前記吸収剤結晶および吸収剤結晶含有吸収溶液が吸収器内に搬送されるステップ(4)と、
吸収器および発生器の間で熱循環を行い、吸収溶液が吸収器内で蒸気を吸収する際に生成される吸収熱は発生器内に送られるステップ(5)とを備える。]
[0015] 好ましくは、前記吸収式暖房方法は、前記結晶後吸収溶液が発生器に搬送される前、吸収器が送出する吸収溶液を冷却する前に、前記吸収器が送出する吸収溶液および前記結晶後吸収溶液は熱交換を行うステップ更に備える。]
[0016] 好ましくは、吸収式暖房方法は、前記吸収剤結晶が吸収器に搬送される前、かつ前記吸収器が送出する吸収溶液を冷却する前に、前記吸収剤結晶または吸収剤結晶含有吸収溶液および前記吸収器が送出する吸収溶液が熱交換を行うステップを更に備える。]
[0017] 好ましくは、吸収式暖房方法は、前記結晶後吸収溶液が前記発生器に搬送される前、吸収剤結晶が前記吸収器に搬送される前、かつ吸収器が送出する吸収溶液を冷却する前に、前記吸収器が送出する吸収溶液と前記結晶後吸収溶液および吸収剤結晶または吸収剤結晶含有吸収溶液は熱交換を行うステップを更に備える。]
[0018] 好ましくは、吸収式暖房方法は、前記結晶後吸収溶液が前記発生器に搬送される前、吸収剤結晶が前記吸収器に搬送される前、前記吸収器が送出する吸収溶液を冷却する前、かつ前記発生器が送出する吸収溶液が前記吸収器に搬送される前に、前記発生器が送出する吸収溶液および前記吸収器が送出する吸収溶液は混合されて混合吸収溶液を形成し、該混合吸収溶液と前記結晶後吸収溶液および吸収剤結晶または吸収剤結晶含有吸収溶液が熱交換を行うステップを更に備える。
好ましくは、前記吸収式暖房方法は、前記ステップ(5)の熱循環過程において、外部熱源を通じて発生器の熱量の不足部分を補助するステップを更に備える。
好ましくは、前記吸収式暖房方法において、駆動熱源の利用後の温度が2℃以上である。
好ましくは、前記吸収式暖房方法において、圧縮式冷房循環を通じて前記ステップ(4)に吸収溶液の結晶の冷却に必要な冷却量を供給する。
好ましくは、前記吸収式暖房方法において、前記圧縮式冷房循環は、
冷房作業物質を圧縮して冷房作業物質の圧力および温度を向上することと、
昇温後の冷房作業物質および吸収剤結晶器からの結晶後吸収溶液および/または吸収剤結晶または吸収剤結晶含有吸収溶液が熱交換を行うことと、
熱交換後の冷房作業物質は絞り弁が膨脹された後に、吸収剤結晶器から熱を吸収することとを備える。
好ましくは、前記吸収式暖房方法において、前記ステップ(4)の吸収溶液の結晶の冷却温度が−15〜60℃である。]
[0019] 上述の技術方案での前記駆動熱源は鋼鉄、建材および化工などの高いエネルギー消費産業での量が多くて幅が広くて利用難度が高い低温余熱を利用することが可能である。]
[0020] 本発明は従来技術に比べて著しい特徴および有効的な効果を有する。以上の技術方案により、本発明の吸収式ヒートポンプ循環システムおよび暖房方法は、吸収剤結晶器を有し、かつ吸収器が生成する熱量は熱循環回路を通じて発生器に直接供給されるため、従来の吸収式ヒートポンプ循環システムの発生器が必要とする外部駆動熱源をほぼ省略することができ、吸収式暖房を実現し、その暖房係数(COP)が著しく向上され、必要とする駆動熱源の温度、即ち利用可能低温余熱の温度を著しく低減することができ、更に実用に適用されることが分かる。]
[0021] それ以外に、本発明の吸収式ヒートポンプシステムは凝縮器の設置が不要であるため、従来の吸収式ヒートポンプ循環とは異なり、本発明は冷却水を利用して凝縮器に対して冷却を行う必要がないため、冷却塔の作動負荷を大幅に低減すると同時に、水資源を節約することができる。]
[0022] 上述の説明はただ本発明の技術方案の略述であり、本発明の技術手段を更に詳しく理解し、かつ明細書の内容に基づいて実施を行うため、以下には本発明の最適な実施例を用い、かつ図面に適合して詳細に説明を行う。]
図面の簡単な説明

[0023] 従来の吸収式ヒートポンプ循環システムのプロセス図である。
実施例1の吸収式ヒートポンプ循環システムのプロセス図である。
実施例2の吸収式ヒートポンプ循環システムのプロセス図である。
実施例3の吸収式ヒートポンプ循環システムのプロセス図である。
実施例4の吸収式ヒートポンプ循環システムのプロセス図である。
実施例5の吸収式ヒートポンプ循環システムのプロセス図である。]
実施例

[0024] 本発明は、前記目的を解決するための技術手段および効率を更に説明を行い、以下に図面および最適な実施例を結合し、本発明が提供する吸収式ヒートポンプ循環システムに関する具体的な実施方式、構造、特徴および効果に基づいて詳細に説明を行う。]
[0025] 図2は本発明の実施例1の吸収式ヒートポンプ循環システムのプロセス図であり、該吸収式ヒートポンプ循環システムは、主に発生器11と、蒸発器13と、吸収器14と、水源200とを備え、水−臭化リチウム作業物質対を利用して吸収溶液とする。発生器11は吸収溶液の濃縮に用い、その内部には熱交換器110が設けられており、該熱交換器110は吸収器14内の熱交換器140からの熱循環作業物質が通され、吸収溶液とされる臭化リチウム溶液に対して加熱して水を蒸発させ、これにより、吸収溶液の吸収剤濃度が向上され、それが生成する高温蒸気は蒸気通路19を通じて送出されて利用者に利用される。発生器11出口の吸収溶液は吸収溶液管路20を通じて吸収器14内に供給され、吸収器14出口の吸収溶液は吸収溶液管路30を通じて発生器11内に供給される。吸収溶液管路20、30を通じて、吸収溶液に対して発生器11および吸収器14の間で循環させる。前記蒸発器13内には熱交換器130が設けられ、該熱交換器130内には水源200からの水を蒸気に転化する駆動熱源が通されており、生成される蒸気は蒸気通路18を通じて吸収器14内に導入される。前記吸収器14内には熱交換器140が設けられ、該吸収器14の中で、発生器11からの高濃度の吸収溶液は蒸発器13からの蒸気を吸収して吸収熱を生成することで、熱交換器140内の熱循環作業物質の温度を高くする。該熱交換器140および発生器11内の熱交換器110は熱循環作業物質管路60により接続されて熱循環回路を形成し、吸収器14が生成する吸収熱を発生器の駆動熱源として発生器11に供給することに便利にする。本実施例では、熱循環回路がヒートパイプ循環回路であり、ここでは、発生器11の取付け位置が吸収器14の取付け位置より高くなる。前記ヒートパイプ循環でのヒートパイプの作業物質は外部駆動力が存在なくても凝縮−蒸発過程を通じて対流を形成することができ、発生器および吸収器の間で循環して熱量を伝達する。熱循環回路上には熱発散損失による発生器熱量の不足部分の補助に用いる外部熱源加熱装置160が設けられている。] 図2
[0026] 本実施例1の吸収式ヒートポンプシステムは吸収器14および発生器11の間に吸収溶液自動熱交換器150、吸収剤結晶器141および混合器142を更に設置する。前記吸収剤結晶器141は吸収溶液入口、結晶後吸収溶液出口および吸収剤結晶送出口を有する。該吸収剤結晶器の吸収溶液入口は吸収溶液自動熱交換器150を通じて吸収器14の吸収溶液出口に連結され、該吸収剤結晶器の結晶後吸収溶液出口は吸収溶液自動熱交換器150を通じて発生器11の吸収溶液入口に連結され、該吸収剤結晶器の結晶送出口は吸収器11の吸収溶液入口に連結される。混合器142が存在する状況で、前記吸収剤結晶送出口は混合器142により吸収器11の吸収溶液入口に連結される。発生器11出口の吸収溶液は吸収溶液管路20を通じて混合器142により吸収器14に供給され、該吸収器14出口の吸収溶液は吸収溶液管路30を通じて吸収溶液自動熱交換器150により吸収剤結晶器141に供給される。該吸収剤結晶器141の中で、低温冷却量を利用して吸収溶液に対して結晶の冷却を行い、臭化リチウム水溶液が結晶温度に達する際に結晶が行い、結晶温度が低いほど液相の臭化リチウム平衡濃度が低くなるため、結晶の冷却を通じて、結晶の冷却を行う前の吸収溶液の臭化リチウム濃度が高くても、結晶後の液相の臭化リチウム濃度は冷却温度での臭化リチウム平衡濃度に達成または近づくことができる。結晶かつ固液分離を行った後に、吸収剤結晶器141内の結晶後吸収溶液、即ち臭化リチウム希溶液は吸収溶液自動熱交換器150を通じて吸収溶液管路30により発生器11に搬送される。前記吸収剤結晶器141が利用する冷却源は0〜32℃の冷却水でも可能である。水源200は普段の生活用水または工業用水でも可能であり、発生器11から送出される高温蒸気が利用された後に形成された凝縮水でも可能である。もし、他の作業物質を利用して吸収溶液の作業物質にし、前記水源200も相応の液体作業物質を供給する。本実施例の吸収式暖房装置は発生器13の1つ箇所だけに駆動熱源の供給を必要とするため、発生器11の蒸気通路19箇所で高温蒸気を得ることができる。]
[0027] 吸収溶液は吸収剤結晶器141の中で吸収剤結晶および結晶後吸収溶液を形成することができる。本実施例および下記の実施例に記載される吸収剤結晶はただの吸収剤結晶顆粒だけに限定されることではなく、吸収剤結晶顆粒を含む吸収溶液も可能である。吸収器14、発生器11、吸収溶液自動熱交換器150および吸収剤結晶器141の間の関係は下記の方式も可能である。]
[0028] 図3は本発明の実施例2のプロセス図である。前記吸収溶液自動熱交換器150は、吸収器14からの吸収溶液および吸収剤結晶器141から送出される吸収剤結晶(または吸収剤結晶含有吸収溶液)の熱交換に用いる。発生器11の吸収溶液送出管路20および吸収器の吸収溶液供給管路が連結されるため、発生器11が送出する吸収溶液および熱交換後の吸収剤結晶は混合された後に共に吸収器内に供給される。吸収剤結晶器141が送出する結晶後吸収溶液は吸収溶液供給管路30により発生器11内に搬送される。熱交換後の吸収器14からの吸収溶液は吸収剤結晶器141内に供給されて結晶の冷却および固液分離を行い、熱交換後の吸収剤結晶器141が送出する吸収剤結晶は吸収溶液供給管路により吸収器14内に搬送される。吸収器14からの吸収溶液の温度は吸収剤結晶器141が送出する吸収剤結晶の温度よりはるかに高いため、熱交換後に、吸収剤結晶器141に供給される吸収溶液の温度が大幅に低減されて吸収溶液の冷却に用いる冷却量を減少することができる。熱交換後の吸収剤結晶器からの吸収剤結晶は温度が大幅に昇温されて吸収器内に搬送され、同じ量の作業物質の蒸気を吸収し、更に高い作業温度で吸収熱を放熱することができ、これにより、吸収器の外部に供給する熱の温度を高くすることができ、熱供給の品位を向上してエネルギーの利用効率を向上することができる。] 図3
[0029] 図4は本発明の実施例3のプロセス図である。吸収剤結晶器141から送出される結晶後溶液は吸収溶液自動熱交換器150により、吸収器14からの吸収溶液と吸収剤結晶器141から送出される吸収剤結晶(または吸収剤結晶含有吸収溶液)および結晶後吸収溶液を共に熱交換させる。熱交換後の結晶後吸収溶液は吸収溶液供給管路30を通じて発生器11内に搬送される。該発生器11の吸収溶液送出管路20および吸収器の吸収溶液供給管路が連結され、これにより、発生器11が送出する吸収溶液および熱交換後の吸収剤結晶は混合されて共に吸収器内に搬送される。吸収剤結晶器141から送出される結晶後吸収溶液は吸収溶液供給管路30により発生器11内に搬送される。熱交換後の吸収器14からの吸収溶液は吸収剤結晶器141内に供給されて結晶の冷却および固液分離を行い、熱交換後の吸収剤結晶器141から送出される吸収剤結晶は吸収溶液供給管路により吸収器14内に搬送される。吸収器14からの吸収溶液の温度は吸収剤結晶器141から送出される吸収剤結晶および結晶後吸収溶液の温度よりはるかに高いため、熱交換後に、吸収剤結晶器141に供給される吸収溶液の温度が大幅に降温されて吸収溶液の冷却に用いる冷却量を低減することができる。熱交換後の吸収剤結晶器からの吸収剤結晶は温度が大幅に昇温されて吸収器内に搬送され、同じ量の作業物質の蒸気を吸収し、更に高い作業温度で吸収熱を放熱することができ、これにより、吸収器の外部に供給する熱の温度を向上して熱を供給する品位を向上することができる。熱交換後の吸収剤結晶器からの結晶後溶液は温度が大幅に昇温されて発生器内に搬送され、同じ作業物質の蒸気を蒸発し、本実施例は発生器の消耗するエネルギーを減少することでエネルギーの利用効率を向上する。] 図4
[0030] 図5は本発明の実施例4のプロセス図である。前記発生器11の吸収溶液送出管路20および吸収器14の吸収溶液送出管路30が連結され、連結される節点は吸収溶液自動熱交換器150に入る箇所の前部に位置する。発生器11からの吸収溶液および吸収器14からの吸収溶液は混合されてから吸収溶液自動熱交換器150に供給されて、吸収剤結晶器141から送出される吸収剤結晶および結晶後吸収溶液と共に熱交換を行う。熱交換後の結晶後溶液は吸収溶液供給管路を通じて発生器11内に搬送される。熱交換後の吸収剤結晶は吸収溶液供給管路を通じて吸収器14内に搬送される。発生器11からの吸収溶液および吸収器14からの吸収溶液は混合された後に結晶の冷却を行い、前述の方式に比べて、冷却された結晶の吸収溶液の量を増加し、これにより、更に多い結晶後吸収溶液を得ることができ、吸収剤結晶器の使用効率を向上する。] 図5
[0031] 図6は本発明の実施例5のプロセス図である。本実施例が提供する吸収式ヒートポンプ循環システムは前述の実施例とほぼ同じで、異なる部分は、圧縮式冷房循環サブシステムを更に備え、吸収剤結晶器141に低温の冷却量を供給する。該圧縮式冷房循環サブシステムは、吸収剤結晶−蒸発器200、圧縮機210、吸収溶液熱交換−凝縮器220、絞り弁230および圧縮式冷房作業物質管路240を備える。該圧縮式冷房作業物質は吸収溶液熱交換−凝縮器220で凝縮を行った後に、絞り弁230により、吸収剤結晶−蒸発器200内で蒸発を行い、これにより、吸収剤結晶器141のための低温の冷却量の供給を実現する。吸収剤結晶−蒸発器200出口の圧縮式冷房作業物質の蒸気は圧縮機210により圧縮されてから吸収溶液熱交換−凝縮器220に供給されて圧縮式冷房循環を完成する。吸収剤結晶−蒸発器200は吸収剤結晶器141の1つの構成セルでも可能である。] 図6
[0032] 一部の吸収剤(臭化リチウム)の結晶が析出されるため、吸収剤結晶器141で固液分離後の結晶後吸収溶液の濃度が低減される。前記結晶後吸収溶液、即ち臭化リチウム希溶液は結晶後吸収溶液管路50を通じて、吸収溶液熱交換−凝縮器220および吸収溶液自動熱交換器150により発生器11内に導入される。他の方面では、吸収剤結晶器141で固液分離後の吸収剤結晶または吸収剤結晶含有吸収溶液は結晶含有溶液管路40を通じて、吸収溶液熱交換−凝縮器220および吸収溶液自動熱交換器150により混合器142内に導入される。吸収溶液自動熱交換器150の作用は、吸収器14からの温度が比較的に高い吸収溶液と吸収剤結晶器からの温度が比較的に低い結晶後吸収溶液および吸収剤結晶または吸収剤結晶含有吸収溶液の熱交換に用い、これにより、発生器11および混合器142に供給される溶液温度を高くすると同時に、吸収剤結晶器に供給される吸収溶液の温度を低くする。吸収溶液熱交換−凝縮器220は、圧縮式冷房循環サブシステムの圧縮機210出口の温度が比較的に高い圧縮式冷房作業物質蒸気と吸収剤結晶器141出口の温度が比較的に低い結晶後吸収溶液および吸収剤結晶または吸収剤結晶含有吸収溶液の熱交換に用い、これにより、前記冷房作業物質蒸気を凝縮すると同時に、一部または全部の吸収剤結晶を溶解し、かつ吸収溶液の温度を高くする。発生器11の濃縮を通じて、吸収剤の濃度が高くなった発生器11出口の吸収溶液は吸収溶液管路20を通じて混合器142内に導入されて吸収剤結晶(吸収剤結晶含有吸収溶液)と混合され、共に吸収器14内に導入される。本発明は吸収器14および発生器11の吸収溶液の吸収剤の作業濃度をそれぞれ設定および最適化にすることができる。即ち、本発明は吸収式冷房循環に対して十分な効果的な工程条件を実現させることができ、吸収器に対して吸収剤濃度が高い状態で作業させると同時に、発生器に対して吸収器の吸収剤濃度より低い状態で作業させることができ、しかし、これは従来の吸収式ヒートポンプ循環では実現しにくいことである。吸収剤結晶器141を有し、かつ吸収器14が生成する熱量が熱循環回路を通じて発生器11に直接供給されるため、従来の吸収式ヒートポンプ循環で発生器11に熱を供給する外部駆動熱源をほぼ省略することができ、駆動熱源のほぼ自動供給の吸収式暖房過程を実現する。
本発明の実施例6は吸収式暖房方法を提供し、それは上述実施例の吸収式ヒートポンプ循環システムを利用し、該冷房方法は、
発生器の中で吸収溶液を濃縮すると同時に蒸気を発生し、それから該蒸気を使用者に送出し、濃縮された吸収溶液が送出されるステップ(1)と、
駆動熱源を利用して蒸発器内で吸収溶液を加熱し、かつ生成される蒸気を吸収器内に導入するステップ(2)と、]
[0033] 吸収器の中で発生器からの吸収溶液は蒸発器からの蒸気を吸収し、かつ吸収熱を生成すると同時に吸収溶液は温度が低減されて吸収剤結晶器内に送出されるステップ(3)と、]
[0034] 吸収剤結晶器の中で吸収溶液の結晶の冷却および固液分離を行い、吸収剤結晶および結晶後吸収溶液を形成し、該結晶後吸収溶液は発生器内に搬送され、吸収剤結晶または吸収剤結晶含有吸収溶液が吸収器内に搬送されるステップ(4)と、]
[0035] 吸収器および発生器の間で熱循環を行い、吸収溶液が吸収器内で蒸気を吸収する際に生成される吸収熱は発生器内に送られ、具体的に、吸収器内の熱交換器および発生器内の熱交換器は連結されて熱循環回路を形成し、該熱循環回路内の作業物質(通常は水である)は吸収器で前記吸収熱を吸収して発生器内に送り、該発生器内で熱量を放出した後に吸収器内に戻されるステップ(5)とを備える。
蒸発器内の水は独立の水源から供給されることも可能で、発生器から送出される蒸気が利用され後に形成された凝縮水であることも可能である。]
[0036] 好ましくは、前記結晶後吸収溶液が発生器に搬送される前、吸収器が送出する吸収溶液を冷却する前に、前記吸収器から送出され吸収溶液および前記結晶後吸収溶液が熱交換を行う。]
[0037] 好ましくは、前記吸収剤結晶が吸収器に搬送される前、かつ吸収器が送出する溶液を冷却する前に、前記吸収剤結晶および前記吸収器から送出される吸収溶液が熱交換を行う。]
[0038] 好ましくは、前記結晶後吸収溶液が発生器に搬送される前、吸収剤結晶が吸収器に搬送される前、かつ吸収器が送出する吸収溶液を冷却する前に、前記吸収器から送出される吸収溶液と前記吸収剤結晶および結晶後吸収液が熱交換を行う。]
[0039] 好ましくは、前記結晶後吸収溶液が発生器に搬送される前、吸収剤結晶が吸収器に搬送される前、吸収器が送出する吸収溶液を冷却する前、かつ前記発生器が送出する吸収溶液を吸収器に搬送する前に、前記発生器から送出される吸収溶液および前記吸収器から送出される吸収溶液は混合されて混合吸収溶液を形成し、該混合吸収溶液と前記吸収剤結晶および結晶後吸収溶液が熱交換を行う。]
[0040] 吸収剤の結晶の冷却を行うことにより、発生器および/または吸収器からの吸収溶液と吸収剤結晶器から送出される結晶後溶液および/または吸収剤結晶が熱交換を行い、その効果の1つとして、少量の外部冷却量および熱量だけを利用し、比較的に低い発生器吸収溶液の吸収剤の作業濃度を保持すると同時に、吸収器吸収溶液の吸収剤の作業濃度を著しく向上させて、吸収器内で更に高い温度の吸収熱を得ることができ、これにより、該吸収熱を発生器の駆動熱エネルギーとして使用することができる。]
[0041] 上述の方法は吸収剤結晶過程を有するため、比較的に低い発生器吸収溶液の吸収剤の作業濃度を保持する前提で、吸収器吸収溶液の吸収剤の作業濃度を著しく向上させて、吸収器内で更に高い温度の吸収熱を得ることができ、該吸収熱を発生器の駆動熱エネルギーとして使用して発生器の作業温度を更に高くし、更に高い温度の作業物質の蒸気を生成させる。]
[0042] 好ましくは、熱循環過程で熱補助を行い、外部熱源加熱装置を設置することで、熱発散損失による発生器の熱量の不足を補助し、これにより、全体の暖房過程の継続進行を保証することができる。
本実施例のそれぞれのステップにおいて、作動過程は前後順番に関係なくて同時に行い、それぞれのステップは吸収式暖房過程を共に構成する。]
[0043] 本発明の実施例7は吸収式暖房方法を提供し、本実施例が提供する吸収式暖房方法は上述の実施例とほぼ同じで、異なる部分は、吸収剤結晶器内で行う吸収溶液の結晶の冷却に必要な低温冷却量は圧縮式冷房循環過程から供給される。吸収剤結晶−蒸発器200出口の圧縮式冷房作業物質の蒸気は圧縮機210により圧縮された後に、吸収溶液熱交換−凝縮器220に供給されて凝縮を行い、凝縮された圧縮式冷房作業物質は絞り弁230により、吸収剤結晶−蒸発器200内で蒸発を行い、これにより、圧縮式冷房循環を完成する。本発明の圧縮式冷房作業物質は吸収溶液熱交換−凝縮器220内で凝縮される際の冷却量は臭化リチウム結晶器141出口の溶液が有する冷却量から供給されるため、本循環の蒸発温度および凝縮温度が比較的に近づき、これにより、比較的に高い冷房機能係数に達することができる。即ち、本発明の圧縮式冷房循環のエネルギー消耗は比較的に低い。]
[0044] 本発明の実施例に記述される技術方案は、利用される吸収溶液の種類に対して特に制限しなくて、上述の実施例では全て水−臭化リチウムを作業物質対とする吸収溶液を例にして説明を行い、他の実施方式では作業物質として水、メタノール、エタノールの1種以上の混合物を利用することが可能で、吸収剤はLiBr、 LiCl、 LiNO3、 NaBr、KBr、 CaCl2、 MgBr2、ZnCl2の1種以上の混合物である。
以下は具体的なパラメータを有する実施例に基づいて上記実施例の実施可能性を説明する。
実施例1]
[0045] 本実施例は実施例6に記載の方法を利用し、100℃の熱水を利用して蒸発器の駆動熱源とし、195℃の飽和蒸気を利用して外部熱源として熱循環回路の作業物質に対して加熱を行い、熱発散損失などによる発生器駆動熱源の熱量不足部分を補助し、ジメチルシリコンオイルを利用して熱循環作業物質とし、20℃の冷却水を利用して吸収剤結晶器141を冷却する。本実施例は外部に温度が182℃、圧力が170KPaの過熱蒸気を送出し、性能係数(COP)が10.0である。本実施例COPの計算公式は:
COP=出力熱量/外部熱源を投入する熱量
実施例2]
[0046] 本実施例は実施例6に記載の方法を利用し、100℃の熱水を利用して蒸発器の駆動熱源とし、195℃の飽和蒸気を利用して外部熱源として熱循環回路の作業物質に対して加熱を行い、熱発散損失などによる発生器駆動熱源の熱量不足部分を補助し、ジメチルシリコンオイルを利用して熱循環作業物質とし、60℃の冷却水を利用して吸収剤結晶器141を冷却する。本実施例は外部に温度が182℃、圧力が100KPaの過熱蒸気を送出し、性能係数(COP)が10.0である。本実施例COPの計算公式は:
COP=出力熱量/外部熱源を投入する熱量
実施例3]
[0047] 本実施例は実施例7に記載の方法を利用し、80℃の熱水を利用して蒸発器の駆動熱源とし、160℃の飽和蒸気を利用して外部熱源として熱循環回路の作業物質に対して加熱を行い、熱発散損失などによる発生器駆動熱源の熱量不足部分を補助し、ジメチルシリコンオイルを利用して熱循環作業物質とし、圧縮式冷房循環が提供する−18℃の圧縮式冷房作業物質を利用して吸収剤結晶器141を冷却する。本実施例は外部に温度が148℃、圧力が95KPaの過熱蒸気を送出し、COPが5.5である。本実施例COPの計算公式は:
COP=出力熱量/(外部熱源を投入する熱量+圧縮機の消費電力×3.0)
ここで、前記圧縮機のために電力を供給する電力網ユーザー端末の一次エネルギー発電効率を33.3%にする。
実施例4]
[0048] 本実施例は実施例4に記載の方法を利用し、7℃の水を利用して蒸発器の駆動熱源とし、50℃の熱水を利用して外部熱源として熱循環回路の作業物質に対して加熱を行い、熱発散損失などによる発生器駆動熱源の熱量不足部分を補助し、不凍液を利用して熱循環作業物質とし、圧縮式冷房循環が提供する−18℃の圧縮式冷房作業物質を利用して吸収剤結晶器141を冷却する。本実施例は外部に温度が37℃、圧力が0.8KPaの過熱蒸気を送出し、COPが5.0である。本実施例により、本発明は発生器により外部に高温熱量を供給すると同時に、蒸発器により外部に低温熱量も供給する。本実施例のCOPの計算公式は:
COP=出力熱量/(外部熱源を投入する熱量+圧縮機の消費電力×3.0)
ここで、前記圧縮機のために電力を供給する電力網ユーザー端末の一次エネルギー発電効率を33.3%にする。
表1は前記実施例の作業パラメータおよび性能を記載する。]
[0049] ]
[0050] 前述は、ただ本発明の最適な実施例であり、本発明に対していかなる形式上の制限をしなく、本発明は最適な実施例を公知しているが、本発明を制限することではない。本専門に詳しい技術者は、本発明の技術方案を超えない範囲で、記載された技術内容を利用してわずかな変更または修飾を行って同一変化の同等実施例にするこができ、本発明の技術方案の内容を超えない範囲で、本発明の技術本質に基づいて前述の実施例に対していかなる簡単な変更、同等変化および修飾を行っても、本発明の技術方案の範囲内に属する。]
[0051] 本発明の吸収式ヒートポンプシステムおよび暖房方法は、吸収剤結晶器を有し、かつ吸収器から生成される熱量は熱循環回路を通じて発生器に直接供給されるため、従来の吸収式ヒートポンプシステムの発生器が必要とする外部駆動熱源をほぼ省略することができ、吸収式暖房を実現し、その暖房係数(COP)が著しく向上され、必要とする駆動熱源の温度、即ち利用可能低温余熱の温度を著しく低減し、これにより、更に実用に適切される。それ以外に、本発明の吸収式ヒートポンプシステムは凝縮器の設置が不要であるため、従来の吸収式ヒートポンプシステムの循環とは異なり、本発明は冷却水を用いて凝縮器に対して冷却を行う必要がないため、大幅に冷却塔の作動負荷を低減すると同時に、水資源を節約することができる。]
[0052] 11:発生器
12:凝縮器
13:蒸発器
14:吸収器
17:凝縮水管路
18、19:蒸気通路
15、16、20、30:吸収溶液管路
40:結晶後吸収溶液管路
50:結晶含有溶液管路
60:熱循環作業物質管路
110、120、130、140:熱交換器
141:吸収剤結晶器
142:混合器
150:吸収溶液自動熱交換器
160:外部熱源加熱装置
200:吸収剤結晶−蒸発器
210:圧縮機
220:吸収溶液熱交換−凝縮器
230:絞り弁
240:圧縮式冷房作業物質管路]
权利要求:

請求項1
吸収式ヒートポンプシステムであって、吸収溶液の濃縮に用い、かつ蒸気を送出する熱交換器(110)が内部に設けられている発生器と、駆動熱源が通される熱交換器(130)が内部に設けられている蒸発器と、内部には熱交換器(140)が設けられている吸収器と、吸収器および/または発生器からの吸収溶液を受取って冷却を行い、吸収器に搬送される吸収剤結晶および発生器に搬送される結晶後吸収溶液を形成する吸収剤結晶器とを備え、前記熱交換器(110)および前記熱交換器(140)は連結されて、吸収器から生成される吸収熱を発生器に送出する熱循環回路を形成することを特徴とする吸収式ヒートポンプシステム。
請求項2
前記発生器からの吸収溶液および/または吸収器からの吸収溶液、前記結晶後吸収溶液および/または吸収剤結晶または吸収剤結晶含有吸収溶液の熱交換に用いる吸収溶液自動熱交換器を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の吸収式ヒートポンプシステム。
請求項3
吸収器からの吸収溶液および吸収剤結晶器からの結晶後吸収溶液の熱交換に用いる吸収溶液自動熱交換器を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の吸収式ヒートポンプシステム。
請求項4
吸収器からの吸収溶液および吸収剤結晶器からの吸収剤結晶または吸収剤結晶含有吸収溶液の熱交換に用いる吸収溶液自動熱交換器を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の吸収式ヒートポンプシステム。
請求項5
吸収器からの吸収溶液と吸収剤結晶器からの結晶後吸収溶液および吸収剤結晶または吸収剤結晶含有吸収溶液の熱交換に用いる吸収溶液自動熱交換器を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の吸収式ヒートポンプシステム。
請求項6
発生器からの吸収溶液および吸収器からの吸収溶液は混合された後に、吸収溶液自動熱交換器に供給され、吸収剤結晶器からの結晶後吸収溶液および吸収剤結晶または吸収剤結晶含有吸収溶液と熱交換を行うことを特徴とする請求項5に記載の吸収式ヒートポンプシステム。
請求項7
前記熱循環回路上には外部熱源加熱装置が設けられていることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の吸収式ヒートポンプシステム。
請求項8
蒸発器に水を供給する水源を更に備えることを特徴とする請求項7に記載の吸収式ヒートポンプシステム。
請求項9
吸収剤結晶−蒸発器、圧縮機、吸収溶液熱交換−凝縮器、絞り弁および圧縮式冷房作業物質管路から構成され、かつ前記吸収剤結晶器に冷却量を供給する圧縮式冷房サブシステムを更に備えることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の吸収式ヒートポンプシステム。
請求項10
吸収式暖房方法であって、発生器の中で吸収溶液を濃縮すると同時に蒸気を生成して送出し、濃縮された吸収溶液が吸収器に搬送されるステップ(1)と、駆動熱源を利用して蒸発器内で吸収溶液を加熱し、かつ生成された蒸気を吸収器内に導入するステップ(2)と、吸収器の中で、吸収溶液は蒸発器からの蒸気を吸収して吸収熱を生成すると同時に、吸収溶液は濃度が低減されて吸収剤結晶器内に搬送されるステップ(3)と、吸収剤結晶器の中で、吸収溶液の結晶の冷却および固液分離を行うことで、吸収剤結晶および結晶後吸収溶液を形成し、該結晶後吸収溶液は発生器内に搬送され、前記吸収剤結晶または該吸収剤結晶含有吸収溶液は吸収器に搬送されるステップ(4)と、前記吸収器および前記発生器の間で熱循環を行い、吸収溶液は吸収器の中で蒸気を吸収する際に生成される吸収熱を発生器に送るステップ(5)とを備えることを特徴とする吸収式暖房方法。
請求項11
前記結晶後吸収溶液が前記発生器に搬送される前、かつ前記吸収器が送出する吸収溶液を冷却する前に、前記吸収器から送出される吸収溶液および前記結晶後吸収溶液が熱交換を行うステップを更に備えることを特徴とする請求項10に記載の吸収式暖房方法。
請求項12
前記吸収剤結晶が吸収器に搬送される前、かつ前記吸収器が送出する吸収溶液を冷却する前に、前記吸収剤結晶または吸収剤含有吸収溶液および前記吸収器から送出される吸収溶液が熱交換を行うステップを更に備えることを特徴とする請求項10に記載の吸収式暖房方法。
請求項13
前記結晶後吸収溶液が前記発生器に搬送される前、吸収剤結晶が前記吸収器に搬送される前、かつ吸収器が送出する吸収溶液を冷却する前に、前記吸収器から送出される吸収溶液と前記結晶後吸収溶液および吸収剤結晶または吸収剤結晶含有吸収溶液が熱交換を行うステップを更に備えることを特徴とする請求項10に記載の吸収式暖房方法。
請求項14
前記結晶後吸収溶液が前記発生器に搬送される前、吸収剤結晶が前記吸収器に搬送される前、前記吸収器が送出する吸収溶液を冷却する前、かつ前記発生器が送出する吸収溶液が前記吸収器に搬送される前に、前記発生器から送出される溶液および前記吸収器から送出される吸収溶液は混合されて混合吸収溶液を形成し、該混合吸収溶液と前記結晶後吸収溶液および吸収剤結晶または吸収剤結晶含有吸収溶液が熱交換を行うステップを更に備えることを特徴とする請求項10に記載の吸収式暖房方法。
請求項15
前記ステップ(5)の熱循環過程において、外部熱源を通じて発生器に熱量を補助することを特徴とする請求項10から14のいずれか一項に記載の吸収式暖房方法。
請求項16
前記ステップ(2)の駆動熱源の利用後の温度が2℃以上であることを特徴とする請求項15に記載の吸収式暖房方法。
請求項17
圧縮式冷房循環を通じてステップ(4)に吸収溶液の結晶の冷却に必要な冷却量を供給することを特徴とする請求項15に記載の吸収式暖房方法。
請求項18
前記圧縮式冷房循環は、冷房作業物質を圧縮し、冷房作業物質の圧力および温度を上昇させることと、昇温後の冷房作業物質は、吸収剤結晶器からの結晶後吸収溶液および/または吸収剤結晶または吸収剤結晶含有吸収溶液と熱交換を行うことと、熱交換後の冷房作業物質は絞り弁が膨脹された後に、吸収剤結晶器から熱を吸収することとを備えることを特徴とする請求項15に記載の吸収式暖房方法。
請求項19
前記ステップ(4)の吸収溶液の結晶の冷却温度が−18℃〜60℃であることを特徴とする請求項15に記載の吸収式暖房方法。
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引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
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